比較的安価な金属製アクセサリー類等の取扱いに注意!
市販されている金属製アクセサリー類等には、有害な鉛が含有しているものがあります!
東京都では、東京都消費生活条例第9条に基づき「金属製アクセサリー類等に含有する重金属類の安全性に関する調査」を実施しました。その結果、市販されている金属製アクセサリー類(注1)等には、有害な鉛が含有しているものがあることが明らかになりました。しかし、現在日本には、金属製アクセサリー類等の鉛に関する規制がないため、東京都は危害の未然防止を図るため国への緊急提案を行いました。
1調査概要
(1)調査品
価格は100〜1,000円程度で、東京都内で市販されている金属製アクセサリー類等指輪、ネックレス、ブレスレット、携帯ストラップ等76品目
(2)調査項目
ア 調査品に含有する鉛の濃度
イ 胃酸を想定した溶液に調査品から溶出する鉛の量
ウ 鉛の毒性、規制状況等に関する文献調査
(3)調査結果
ア 米国CPSC(注2)の基準(0.06%)を超える濃度で鉛を含有して いるパーツを含む調査品は46品目あった。そのうち、50%以上の高濃度 で鉛を含有しているパーツを含む調査品は32品目あった。
イ 最大で米国CPSCの基準(175μg(注3))の56倍の鉛が溶出する 調査品があった。
ウ 鉛は毒性の強い物質で、特に乳幼児に対しては脳神経系への影響が懸念 される。
2東京都の対応
(1)厚生労働省及び経済産業省に対して次のとおり緊急に提案しました。 金属製アクセサリー類等に含有する鉛を規制すること、及び、鉛を含有して いる場合は警告表示を行うことなどの対策をとること。
(2)販売事業者の団体等に対して次のとおり要望しました。
鉛を含有した金属製アクセサリー類等の安全確保について対応を図ること。
3取扱注意事項
金属製アクセサリー類等を、乳幼児がなめる、口に入れる、飲み込むなどしないように大人が取扱いに注意しましょう!
今回調査を行った比較的安価な金属製アクセサリー類等は、外見からは、鉛が含まれているか否か判断できません。もし、鉛を含んでいる製品を乳幼児がなめる、口に入れる、飲み込むなどした場合、鉛を摂取する危険性があります。乳幼児がいるご家庭では、これらの金属製アクセサリー類等に乳幼児が接触しないよう大人が取扱いに注意しましょう。
備考
(注1)宝石・貴金属を用いて造られた装身具類を除くアクセサリー類
(注2)米国消費者製品安全委員会のこと
(注3)1μgは0.000001g
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